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2023年10月24日
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生鮮ブリ類 9月銚子で4割増1529トン

境港はハマチ、ワラサ主体

全国主要漁港における生鮮ブリ(イナダ、ワラサなど含む)の9月水揚量は前年同月比9%増の3893トンだった。長崎・松浦や鳥取・境港に加え、同月下旬にかけ千葉・銚子でも水揚げがまとまった。

境港の9月水揚量は3%減の374トン。ハマチ(2~3キロ)とワラサ(4~6キロ)銘柄を中心に水揚げがあった。巻網船は山陰沖の他、福井沖でも操業していた。松浦は前年9月の83トンを大きく上回る461トン。4月には1178トンを水揚げしており、通年で見ても既に昨年の2123トンを超える3385トンとなっている。

銚子への水揚げは9月下旬に集中し、37%増の1529トンを記録。鹿島沖―犬吠埼沖が漁場だった。前年9月も1119トンの水揚げだったが、2018~21年の平均は206トン程度。県水産総合研究センターは「餌になるイワシが多くいたわけではなく、突発的な来遊とみられる」とした。同センターによると、銚子ではブリ類をイナダと指すことがあり、実際は4~5キロが多かった。

10月は19日時点の水揚量が1753トン。境港が496トン、松浦が183トン、銚子が240トン。福岡でも251トンの水揚げがあった。宮城県石巻や大船渡など三陸でも一定数あるようだ。

(みなと新聞取材)

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