トピックス

2023年04月26日
トピックス一覧
最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.1190 記事一覧

生鮮天然マダイ 主産地長崎水揚げ低調

豊洲入荷量「例年の半分」

4月中旬現在の生鮮天然マダイは東京・豊洲市場への入荷が振るわない。産地における水揚げの不調が背景にあるという。入荷ペースについて、豊洲市場の複数卸は「例年の同時期と比べ、半分程度のイメージ」と声をそろえる。

卸によると、豊洲に入荷する天然マダイの中心産地は九州・長崎。例年、4月は長崎県での水揚げが多くなる時期であるものの、「低調な水揚げが続いている。月間水揚量は前年同月の140トンを下回りそう」(同県総合水産試験場)な状況となっている。ごち網漁や船引漁により漁獲する。

天然マダイの中心サイズは豊洲市場の卸によると、1尾1~2キロサイズだという。水揚量が例年より少ないことから、中心卸値は「前年同期の2倍に当たる」(同卸)というキロ800~700円となっている。

おさかなひろばでは、天然マダイ全国水揚量のうち、年間ベースで約3割をカバーしている。1~3月の累計水揚量(速報値)は前年同期比46%減の691トンだった。浜値は7割高の833円に上っている。

(みなと新聞取材)

このページのトップへ
続きはこちらから