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2023年01月24日
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生鮮ブリ 境港ツバス級主体の水揚げ

石川は寒ブリ今期3倍ペース

1月1~19日時点までの生鮮ブリ(イナダ・ワラサなど含む)の水揚げは1231トンだった。このうち、巻網物の鳥取・境港が958トンと全体の約8割を占めた。同期間の水揚量は長崎・松浦が59トン、宮城・女川が48トンなどが続く。

三陸の定置網はワカシ級が好調で、千葉・銚子の2そう巻網は3~5キロ級のワラサやイナダを主体に漁獲している。境港は隠岐海峡で操業する中小型巻網が漁獲した1キロ級のツバスが主体で、例年より小型魚が多い。特売用には水揚げの多いツバスが使われているが、脂のりは薄い。

富山や石川の定置物はブリ銘柄となる8キロ以上の良形の漁獲が続いおり、値段も出ている。また、石川県水産総合センターによると、同県における昨年11~12月までの寒ブリ(定置網で漁獲した4キロ以上のブリ)水揚量は前年同期比約3・4倍の268トン。今シーズンは11月初旬から堅調な水揚げが続き、特に12月下旬以降にまとまった水揚げがみられている。

今後の動向については、これから産卵期に入り、一部は九州西方の産卵場まで南下して産卵するので、これから身質が低下する可能性がある。

(みなと新聞取材)

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