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2022年12月7日
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生鮮ブリ 11月6%増4779トン

境港はツバス、ワラサ主体

主要港における生鮮ブリ(イナダ・ワラサなどを含む)の11月水揚量(速報値)は、前年同月比6%増の4779トン。鳥取・境港や千葉・銚子の他、三陸の各港などでもまとまった。

境港は前年同月比36%減の1626トン。ただ、昨年11月の水揚げは近年では特に多く、2020年同月と比較すると39%増、19年とでは5%減となる。県水試によると、組成はツバス(1尾2キロ以下)とワラサ(同5~8キロ)が1500トンほどを占め、うち半数がツバスだった。上旬~中旬は水揚げがまとまったが、下旬はしけの影響で中旬までと比べ出漁隻数が減少した。

銚子は7・5倍の1020トン。上旬~中旬にまとまった。例年12月~翌年1月に増える傾向にあるが、今年は11月から漁獲があった。その他、岩手の大船渡、釜石、宮古や宮城・石巻など三陸で100トンを超えた。

富山・氷見の氷見魚市場は11月26日に「ひみ寒ぶり」宣言を出した。県水産研究所は10月~翌年3月までの県内漁獲量について、3歳以上(7キロ以上)は、平年(12~21年の平均漁獲量130トン)をやや上回る、2歳ブリ(4キロ前後)は50トンを下回ると予想する。

(みなと新聞取材)

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