トピックス

2022年10月25日
トピックス一覧
最近の水産の話題はこれ! 随時更新
vol.1137 記事一覧

生鮮サンマ 水揚げ6割増4500トン

1~19日 前年超えも低水準

10月1~19日の全国主要港の生鮮サンマ水揚量(速報値)は前年同期比62%増の4493トンを記録した。2020年同期と比較すると5%増だった。

今年は8~9月の水揚量こそ昨年を下回ったが、10月は前年を上回るペースで水揚げが進む。8月から10月19日までの累計水揚量は前年同期比11%増の8622トンとなった。

ただ、記録的不漁となった昨年をわずかに上回るものの、依然として低水準が続き、特別(漁模様が)良いという状況ではない。

1~19日の水揚げを漁港別に見ると、全体の45%を占める北海道花咲は1%増の2025トン。岩手県大船渡は91%増の695トン、宮城県気仙沼は3・3倍の685トンを記録した。

現在の主漁場は花咲南東210~220カイリの公海。1尾90~110グラムが漁獲の主体で、サイズも小さめ。

例年はこれからの時期に水揚げが増える。水揚げが本格化すると1日1000トンを超える日も出てくる可能性がある。また群れも少しずつ日本沿岸に近づくため、今後の水揚げ増に期待する。

(みなと新聞取材)

このページのトップへ
続きはこちらから