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2022年09月22日
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生鮮マアジ 8月水揚げ4割減2651トン

銚子や山陰、九州落ち込む

8月の全国主要漁港における生鮮マアジの水揚量(速報値)は前年同月比43%減の2651トンと大幅に減少した。銚子(千葉)や境港(鳥取)、浜田(島根)の水揚量が少なかった。

8月の主漁場は九州西沖で、遠洋巻網が漁獲する。水揚げサイズは松浦(長崎)が体長20センチで120グラムの1歳魚が中心。漁港別では長崎が12%増の1166トンと増加した。一方で、銚子は93%減の41トン、松浦は55%減の450トン、唐津(佐賀)は49%減の291トンと減少。山陰の境港は70%減の101トン、浜田は65%減の189トンと大幅に減少した。

銚子ではマイワシの水揚げが例年よりも続いており、境港ではウルメイワシやマイワシが好漁となっている。九州西沖の漁場については、マアジが来遊していないか漁業者が他の魚種を狙っているかは不明である。9月の水揚量は15日までに前年同期比8割減の402トンにとどまり、東北の定置網でも不漁が続き、台風の影響で操業できなかった日も多かった。

(みなと新聞取材)

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