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2022年08月19日
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生鮮マアジ 7月全国水揚げ4割減

浜田は8割減110トン

7月の全国主要漁港における生鮮マアジの水揚量(速報値)は前年同月比38%減の4059トンと大幅に減少した。九州西沖海域は好調だが、(昨年好調で今年が減少した)境港(鳥取)、浜田(島根)の水揚量を補えるだけの数量ではなかった。

7月の主漁場は九州西沖で、巻網が漁獲する。水揚げサイズは松浦(長崎)が体長20センチで100~120グラムの1歳魚、長崎が体長22センチで140グラムの1歳魚が中心。漁港別では長崎が20%増の1758トンと増加した。一方で、松浦は38%減の1006トン、唐津(佐賀)は25%減の647トンと減少。山陰の境港は69%減の120トン、浜田は82%減の107トンと大幅に減少した。

昨年好調だった浜田の水揚げが少なく、境港では今年はマイワシやウルメイワシを中心に水揚げ。九州西沖海域の操業隻数は前年を下回るが、同海域操業分の6、7月における水揚量は前年同月を上回る。今後については、8月中は九州西沖海域で水揚げが続くが、7月並みで伸びないと考える。

(みなと新聞取材)

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