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2022年08月02日
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生鮮サバ類 長崎、千葉主体に7割増

7月 端境期も巻網で一定量

7月29日までの全国主要港での生鮮サバ類の水揚げ(速報値)は前年同期比67%多い5342トン。盛漁期ではないものの、長崎県内や千葉県銚子で一定の水揚げがあった。

水揚量のうち、巻網を主力とする長崎・松浦、長崎、銚子の3港で2153トンと全国主要港全体の40%を占める。魚体のサイズは松浦と長崎の遠洋巻網で35センチ、620~680グラム程度と大きい。一方の銚子の北部巻網は90~160グラム中心と小ぶりだ。

その他、東北の定置網でも水揚げがある。同時期の水揚げは岩手・大船渡で389トン、宮城・石巻で208トン、岩手・釜石で179トン。ただし5~6月は例年より東北の定置網で水揚げがまとまったが、7月には漁獲の主体ではなくなっている。

例年、夏はサバ類の低調期。主力魚種は遠洋巻網でマアジ、北部巻網や道東巻網でマイワシ、境港でマイワシ・ウルメイワシなどとなる。加えて今年は道東沖の水温が高いので、道東でサバが揚がる可能性は低そう。

(みなと新聞取材)

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