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2022年07月12日
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生鮮マアジ 全国水揚げ15%減5500トン

6月 松浦2倍の1200トン

6月の全国主要漁港における生鮮マアジの水揚量(速報値)は前年同月比15%減の5539トンだった。特に6月下旬は遠洋巻網の中で道東に向かった漁船や、マサバやブリの水揚げもあったため、マアジに漁獲が偏りにくい状況だった。

6月の主漁場は対馬海域や九州西沖海域、東シナ海中南部海域。漁港別では長崎が28%増の2399トン、松浦(長崎)が2・1倍の1214トンと増加。両港とも遠洋巻網が水揚げした。両港の水揚げサイズは体長18~19センチ、80~100グラムの魚体が中心だった。その他、境港(鳥取)が2・3倍の861トン、唐津(佐賀)が4・4倍の673トンだった。

7月は5日までに全国で824トンを水揚げ。うち長崎は348トン、松浦は278トンだった。7月も長崎、松浦では水揚げが続いているが、境港ではマイワシとウルメイワシが主体で、マアジの水揚げはほとんどない。今後は、7月も前年並みの水揚げとなると考えられるが、道東に向かう船が増えれば隻数が減少するため漁獲量も少なくなる可能性がある。

(みなと新聞取材)

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