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vol.1072

生鮮マアジ 漁低調3割減2773トン

25日現在 対馬順調も枕崎沖減

 生鮮マアジの水揚げが振るわない。3月1~25日の全国主要港の水揚量は前年同期比3割減の2773トンにとどまり、低調に推移している。
 水揚量が少ない要因として、鹿児島県枕崎での水揚量が少ないことがある。同港では前年同期に539トンを水揚げしたが、今年は81%減の102トンとなった。
 一方、全国主要港の平均浜値は前年同期比でわずかに安いキロ206円となった。長崎や松浦(長崎県)などでは漁獲が比較的多く、値段が下がり全国平均も下げている可能性がある。
 現在の主な水揚げ港は松浦や長崎港、佐賀県唐津。唐津では9%増の756トン、長崎では12%増の885トンを水揚げした。松浦は8%減の680トンにとどまった。
 各港では、西日本大中型巻網船がマアジ産卵場の対馬海域で漁獲した魚体を水揚げしている。中心は体長22センチ、体重180グラムの1歳魚。
 今後については九州西沖海域での水揚げが増える見込みで、主要水揚げ港は現在と変わらないだろう。

   (みなと新聞取材)
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