生鮮マアジの2月1〜25日の全国主要漁港水揚量は2459トンだった。低調だった前年同月累計の8割に当たる。
主漁場が好漁期のマサバと同じ対馬海域のため、マサバを獲っている船の方が多い。近年では2020年が7000トン台と突出していたが、17〜19年は5000トン前後の水揚げだった。
主要港別で最もまとまった水揚量があった松浦(長崎)は、25日時点で前年同月累計を13%上回る800トンを水揚げ。佐賀県・唐津も16%増の382トンと増えている。一方、長崎は前年同月の500トン台にはまだ届いておらず、468トンだった。
西日本大中型巻網で漁獲しており、主体は体長26センチ、体重220グラムの1歳魚。1月から大きな変化はなく、3月も同海域・同サイズの漁獲が続く見込み。
1月の水揚量は前年同月比62%増の6521トン。低調だった前年を大きく上回り、過去6年間でも最高となった。