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vol.1061

生鮮サバ類 漁低調8割減4600トン

1〜17日 浜値2割高116円

 2月1〜17日の全国主要漁港の生鮮サバ類(マサバ、ゴマサバ含む)水揚量(速報値)は前年同期比8割減の4557トンにとどまった。太平洋側では水深深くに群れがとどまっているため漁獲できず、水揚げが少ない。数量減に伴い、全国主要港の平均浜値は1〜2割高のキロ116円となった。
 漁港別では、千葉県銚子は86%減の1741トンにとどまった。犬吠埼沖で漁獲された巻網物を水揚げし、加工原料用の1尾100〜120グラムが主体。
 長崎では4割減の1229トン。九州西沖で漁獲された巻網物を水揚げし、鮮魚向けの1尾300グラムが主体。その他、宮城県石巻は87%減の549トンだった一方、静岡県沼津では46%増の535トンを記録した。
 今後については、太平洋側は沼津や三重県奈屋浦、宮崎県北浦が、東シナ海側は長崎港が主要水揚げ港になると予想する。長崎では3月ごろまで好調な水揚げが続く見込み。

   (みなと新聞取材)
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