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vol.1055

生鮮ブリ類 境港に5倍の2122トン

1月 小型サイズが大半

 1月のブリの水揚量は巻網、定置網が主体となった各地で伸びた。1月の生鮮ブリ(イナダ、ワラサなどを含む)の全国主要港水揚量(速報値)は前年同月比78%増の3517トンであった。
 巻網物が主体の鳥取・境港と千葉・銚子が水揚量の8割以上を占めた。銚子は22%減の844トンだったが、境港が4・9倍の2122トン。この他、福岡が24・2倍の339トン。小型サイズの漁獲が大半で、大型や中型サイズは資源が少なく低調であった。
 定置網は北陸と山口県が主体。北陸各県の発表によると、富山県の水揚量は3・1倍の321トンとなった。新潟県の両津湾(同佐渡市)の定置網水揚量は37%増の94トン。石川県の定置網物の1〜15日水揚量は35%増の124トンだった。その他、山口・萩は25日以降に獲れはじめ、31日までの5日間に約5200尾を水揚げした。
 2月の水揚量は横ばいに推移する見通し。3〜4月の産卵に向けた南下が進み、長崎や福岡などを中心に巻網物の水揚げを見込む。境港の1尾1キロサイズ主体の漁獲も当面続く。

   (みなと新聞取材)
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