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vol.1054

生鮮サバ類 1〜27日 半減1.8万トン

底引、定置網も振るわず

 全国主要漁港の1月1〜27日の生鮮サバ類(マサバ、ゴマサバ含む)水揚量(月報、速報値)は前年同期比50%減の1万7565トンと減少した。資源評価や漁況予報を踏まえるとかなり少ない。小名浜沖(福島)に南下の後続群がわずかに出てきたが、漁獲が伸びない。
 主漁場は小名浜沖や鹿島(茨城)―犬吠埼沖(千葉)。27日までの水揚量は銚子が46%減の1万1006トンで、体長31センチ、300グラム程度の魚体が中心。石巻(宮城)は63%減の1898トン、気仙沼(同)も47%減の854トンと伸びない。底引網や定置網でも獲れず、どこに魚群があるのか分からない。2月ごろまで様子を見ないと、今漁期がどうなるかは不明だ。
 一方で、九州西沖などでは、長崎の水揚量が31%増の1048トン。魚体長が25センチ前後、160グラムの1〜2歳魚が漁獲されており、昨年秋ごろから好調な水揚げが続いている。

   (みなと新聞取材)
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