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vol.1048

生鮮サバ類 1〜13日7割減6700トン

北部巻網低調、長崎は2倍超

 生鮮サバ類(マサバ、ゴマサバ含む)の水揚げが振るわない。1月1〜13日の総水揚量(速報値)は前年同期比7割減の6659トンだった。シケなどの要因が考えられるが、北部巻網の水揚げが伸び悩んで全国的には低調である。数量減に伴い、全国主要港の平均浜値は4〜7割高のキロ200円。
 漁港別水揚量は、千葉県銚子が71%減の4018トン、宮城県石巻が74%減の786トン。それぞれ犬吠埼沖で漁獲された北部巻網物を水揚げした。組成は1尾300〜400グラム前後を主体に、500グラムも2割前後混じる。犬吠埼沖での漁獲は1月末まで続き、銚子主体の水揚げになる見込み。一方でシケの影響で操業回数が少なく、1網あたりの漁獲量も少ない。銚子の水揚げは前年を下回る可能性もある。
 長崎では1〜13日、2・5倍の491トン。対馬海域や九州西沖海域を主漁場に、1尾460グラム前後の巻網物を水揚げ。1月以降は対馬海域でマサバの漁獲が増えてきた。長崎港や長崎・松浦港での1月の水揚げは好調になる可能性もある。

   (みなと新聞取材)
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