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vol.1047

生鮮スルメイカ 21年12月水揚量9割減

太平洋、日本海とも不振

 昨年12月の全国主要港の生鮮スルメイカ水揚量(速報値)は前年同月比87%減の210トンだった。青森・八戸、岩手・宮古、宮城・石巻など太平洋岸、金沢など日本海岸ともに不振。
 昨年12月の水揚げは八戸30トン(前年同月比92%減)、宮古19トン(95%減)、岩手・大船渡21トン(19%減)、石巻52トン(71%減)、金沢16トン(90%減)、長崎・松浦20トン(61%減)と少なかった。
 年末年始以降もシケ休みも多く、操業はほとんどない。1月6日時点では宮古や金沢の定置物、石巻のトロール物、松浦の釣物などが上場されたが、1〜7日の主要港合計(速報値)は14トン(前年同期比85%減)にとどまった。
 国内スルメイカの生鮮・冷凍合計水揚げは1987〜2015年は年間10万トン以上あり、多い年には30万トン台を記録したが、16年以降は急減。昨年は不漁に拍車が掛かり、JF全漁連のまとめた21年1〜10月の累計水揚量は前年同期比3割減の2万531トンだった。

   (みなと新聞取材)
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