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vol.1007

生鮮マイワシ 1〜16日4割減産2.5万トン

道東の巻網物が主体

 9月の全国主要港生鮮マイワシ水揚量(速報)は16日現在、前年同期比37%減の2万4640トンだった。うち82%が巻網を主力とする北海道の釧路と広尾。9月中旬になって高かった水温が低下し、盛漁期入りの期待が高まる。
 釧路と広尾の巻網物の水揚げは6〜7月に前年を上回り、8〜9月は前年を下回っている。9月だけで見ると、釧路が28%減の1万6395トン、広尾が57%減の3865トンにとどまる。1尾50〜60グラムが主体だ。
 道東海域の巻網は例年9〜10月に水揚げが伸びる。釧路沖の暖水塊がはっきりしていないことから魚群がまとまりにくいと考えられるが、もう少し水温が下がれば、東側の海域からの来遊量が増えそうだ。
 西日本の水揚げの中心は鳥取・境港で、9月は同日現在2・4倍の2511トン。境港も巻網物が主力だが、15グラムほどの0歳魚が多く、10月まで漁獲が続きそうである。

   (みなと新聞取材)
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