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vol.1006

生鮮サバ類 1〜9日45%増1700トン

定置などまとまり浜値4割安

 生鮮サバ類(マサバ・ゴマサバ含む)の水揚げが好調だ。9月1〜9日の全国主要漁港の水揚量(速報値)は前年同期比45%増の1742トンだった。岩手県宮古や宮城県石巻、長崎を主要港に好調な水揚げが続く。数量がまとまり、全国主要港の平均浜値は3〜4割安のキロ97円となった。
 漁港別水揚量は、宮古が7・3倍の397トン、石巻が1・7倍の412トン。それぞれ宮古沖や金華山沖を主漁場に、マサバ主体に1尾30センチ前後の定置網物を水揚げする。今後も定置網物の水揚げが続き、青森県八戸への巻網物の水揚げも増える見込み。
 前年同期に2・3トンにとどまった長崎では622トンを記録。マサバ主体に、九州西沖で漁獲された巻網物を水揚げする。ただ、今後は水揚げは続くが、量は増えない見込みである。
 昨年8月は八戸沖に巻網の漁場があったが、今年は見られなかったため、同月の全国主要港の水揚量は前年同月比18%減の9125トンであった。東シナ海や日本海側も低調だった他、太平洋側は石巻の定置網物が主体で、全体として巻網物が少なかった。

   (みなと新聞取材)
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