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vol.675

九州西岸の旋網本鮪漁好調

 九州西岸の五島沖で例年より1ヶ月以上早い2月末からまき網によるヨコワ(メジマグロ)〜本マグロ漁が続いています。初期のサイズは3〜20kg級で中心は9kg級、60kg級も散発的に獲れていました。3月上旬になるとやや低調な漁況となり、中旬には月夜間を挟みつつも6〜20kg級のヨコワ、20〜80kg級の小マグロ〜中マグロもまとまり、サイズもアップしました。20日前後には100kgを越すサイズも獲れ出し、ヨコワを除いた本マグロが1日数十本から多い日には700本以上も水揚げされました。150kg前後の大型魚ではキロ6千円以上という値段も出ています。3月末からは6〜10kg級のブリも獲れだしており、例年だとそろそろシーズン・インするマアジ漁も低調なようです。今後、夏場には本マグロの群れが日本海に入ることから、境港等で水揚げが始まり、お盆過ぎまで漁が続きます。

 東京築地市場にも、九州西岸で漁獲した旋網物の本マグロの入荷があり、多い日には100〜150本あります。カツオは今のところ低調な漁模様が続いていることから相場も高く、解凍物の刺身やタタキの出番が多いようです。カツオと競合する魚として旋網物の本マグロの出番が多く目に付きます。ちなみに生鮮スルメイカは端境期でものがなく、1パイ480円と一年で一番高い時期を迎えています。

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