6月の全国主要港における生鮮スルメイカの水揚量(速報値)は前年同月比54%減の667トンだった。平均浜値は1%高のキロ626円。金沢港(金沢市)や石巻漁港(宮城県石巻市)での水揚げが主体だった。
金沢の水揚量は前年同月比40%減の294トン。小型イカ釣船が沿岸で漁獲したものがメインだった。秋季発生系群の資源量が少ないもよう。資源研究所の調査では25年秋季の稚イカの発生調査では採集個体が全くなく、過去最低水準の分布だったという。日本海側沿岸の海水温はスルメイカにとって適温である15度前後ではあったが、近年の海水温と比べると高かった。
石巻の水揚量は40%減の291トン。冬季発生系群の資源量が少なく北上が遅れている。2025年は6月初旬から漁獲があったが、今年はまとまって獲れ始めるのが6月中旬からだった。三陸の沖合底引網(大臣管理)の禁漁期間は7~8月。
その他の産地では、浜坂漁港(兵庫県新温泉町)、長崎漁港(長崎市)などで水揚げがあった。
(みなと新聞取材)