8月の生鮮釣カツオ水揚量(速報値)は、前年同月比9%減の2671トンだった。同月の主な漁場は三陸北部―東北北部沖。同月は生鮮巻網で4983トンの水揚げがあり、生鮮カツオとしては、前年の不漁を巻き返す勢いの水揚げだった。
生鮮釣カツオの主な水揚げ港は宮城・気仙沼の2152トンで、同月全体の8割を占めた。気仙沼におけるサイズ組成は、2・5~3キロが主体(54%)で、3~4キロ(24%)、1・8~2・5キロ(21%)が続いた。他のサイズはごく少量という。
三陸沖などで漁獲される秋のカツオは脂のりの良い「戻り」と呼ばれ、旬商材として人気は高い。今年は東北海域で漁獲の主体となる“戻りカツオ”になる群れが来遊している。9月はさお釣による水揚げが安定して継続するとみる。魚体は引き続き2・5~3キロ主体で、成長して3キロ以上の水揚げも増える見込み。
9月上旬現在、巻網はマグロ類を狙い、別の海域で操業する船もある。同時点では水揚げは多くないが、巻網も継続して水揚げがあると思われる。
(みなと新聞取材)