2026年9月の生鮮釣カツオ水揚量(速報値)は、前年同月の2倍となる3939トンだった。中型さお釣船の主漁場は8月に続き三陸沖で、道東沖にも漁場が形成された。宮城・気仙沼は約4・2倍の3273トンで、記録的な不漁の昨年を上回った。
9月の東北海域は3キロ台の魚が8月より増え、千葉周辺は2キロ前後で数量は減少した。鹿児島周辺は沿岸小型船による6キロ以上の漁獲が主体だった。
10月1~20日の全国水揚量(速報値)は前年同期の約2・8倍となる2422トン。気仙沼は1999トンで、前年同期の158トンから大幅に増加した。気仙沼のサイズは3キロ台が主体。
今後、東北海域の漁は釣、巻網ともに徐々に減りながら漁期終了に向かう。今年は「戻りガツオ」の漁が比較的安定し、10月中は同海域で脂ののった3~4キロの水揚げが継続する見込み。
10月中旬時点の漁場は、9月と比べ沿岸寄りの仙台湾沖でも操業があった。気仙沼駐在所の報告によると、気仙沼港に水揚げされた魚の目視による脂のりは、沖の漁場の方が高く、沿岸寄りは低かった。10月は漁場形成によって身質が異なるとみる。
(みなと新聞取材)