7月の全国主要港に水揚げされた生鮮スルメイカ(31日午前時点の速報値)の浜値は、平均で前年同期比27%高のキロ752円だった。数量は前年同期の1948トンより6割少ない777トン。ただし、水揚げの中心となった三陸では、月末に向け数量が改善した。
最多の青森・八戸は194トンで、うち187トンが21日以降の下旬に集中した。岩手・久慈は106トンのうち52トンが下旬で、100トンが中旬以降。宮城・石巻は88トンのうち上旬が34トンだったが、下旬は41トンに伸びていた。
31日に水産研究・教育機構が公表したスルメイカの来遊予報では8~9月、道東太平洋で前年を下回るが常磐―三陸で前年より上向く見通し。常磐―三陸は「現状の漁獲状況は前年ほどではないものの、調査結果は良好」とし、今後の改善を見込んだ。一方、8~12月の日本海については来遊が前年を下回ると予測する。
日本海側で主に獲れる秋生まれのスルメイカは昨年の推定親魚量が3・9万トンと目標の25・5万トンを大きく下回る評価。太平洋側が主漁場の冬生まれ資源の同量は、一昨年の5・7万トンから昨年15万トンに改善し目標の25・5万トンに近づいた。
(みなと新聞取材)