1~20日における生鮮天然ブリ類(イナダ、ワラサを含む)の全国主要港水揚量(速報値)は前年同期比22%増の2796トンと増加した。漁港別では最多の長崎が1%減の1426トンと微減だったものの、松浦(長崎)が53%増の613トン、鹿児島が78%増の208トンと伸長した。
主要漁場は九州西沖や東シナ海中南部水域で、東シナ海では1尾5~16キロのブリやワラサを漁獲する。巻網漁は比較的好調で、処理能力のある長崎を主体に、松浦にも一部水揚げする。
その他の漁港では前年同期に水揚げ実績がなかった銚子(千葉)が188トン、枕崎(鹿児島)が7%減の161トン。銚子の大型巻網はマイワシやサバが不漁のため、イナダを少量漁獲する。
定置網主体の県では太平洋側の徳島と三重が低調だ。両県の統計によると、大型定置が中心の徳島は3月30日~4月19日の水揚量が59%減の31トン、三重は3月28日~4月17日の水揚量が90%減の19トンにとどまった。
(みなと新聞取材)